自動車リサイクル料金とは?
- 2014/10/27
- 車に関するお金の話

自動車リサイクル料金とは、自動車メーカーが責任を持って自動車のリサイクルを行なう制度のことで、自動車リサイクル法の施行により、すべてのメーカーに義務付けられることになりました。
自動車を保有するユーザー側もリサイクル事業に参加するため、新車購入時にリサイクル料金を支払うことが必要です。
リサイクル料金が支払われていない自動車を保有している場合には、廃車時に引き取り業者にリサイクル料金を支払う必要があります。
リサイクル料金の額
リサイクル料金は自動車メーカー各社が設定しているため、すべての車種が同じ値段になっているわけではありませんが、平均7千円から1万8千円程度となっています。
新車購入時にリサイクル料金が提示されますので、確認しておくとよいでしょう。
またインターネットでも車種ごとのリサイクル料金を調べることができるため、参考にすることができます。
リサイクル料金には、
・車の部品を処理するシュレッダー料金
・エアバッグなどの装備品を処分する際の処分料
・エアコンに使用するフロンの回収料金 など
が含まれています。
車種ごとに料金が異なるのは、装備品や使用している材料に違いがあるためです。
大型の自動車ほどリサイクルにかかる費用が高めになっています。
しかしどんなに高くても1万8千円を超えることはまずありません。
地球環境を守り、エコロジーに貢献できる制度ですからリサイクル料金は必ず納めるようにしましょう。
いつ、どこに払う料金なのか
自動車リサイクル料金は新車購入時に自動車ユーザーが自動車ディーラーに支払います。
自動車ディーラーはリサイクル料金を一時的に預かり、資金管理法人に送金します。
資金管理法人である自動車リサイクル促進センターはリサイクル料金を管理します。
預かったリサイクル料金と引き換えに自動車ディーラーはリサイクル券を発行し、自動車ユーザー側に手渡します。
発行されるリサイクル券は自動車の譲渡時や廃車時に必要になるため、車検証とともに必ず大切に保管するようにしてください。
リサイクル料金は法律によって支払う義務があるため、支払いを免れることはできません。
新車購入時に加入するため諸費用の中に含まれていますが、ディーラー側もリサイクル料金については値引き対象としていません。
自動車リサイクル法は環境保護と資源の有効活用が目的です。
自動車ユーザーが互いに助け合って成り立っている制度であることを理解する必要があります。
車を買い取ってもらうとリサイクル料金は戻ってくる?
新車購入時に支払いが義務付けられている自動車リサイクル料金は、車を廃車するときに部品を適切にリサイクルするための費用として徴収されます。
では、車を廃車せずに買い取ってもらう場合は自動車リサイクル料金はどのような扱いになるのでしょうか?
まずリサイクル券の行方を知る必要があります。
今所有している車を売却した場合や譲渡した場合には、リサイクル券は新たな所有者が保管することになります。
リサイクル料金はその車の所有者が支払うことになるため、売却時にリサイクル料金は査定価格とともに還付されます。
中古車を購入した場合や譲渡された車を所有した場合に、新たな所有者がリサイクル料金を支払います。
ただしリサイクル料金のうち、管理するための事務手数料は還付対象とはなりません。
事務手数料は500円程度になっているため、その分を除いた金額が戻ってきます。
リサイクル料金の還付方法
リサイクル料金は旧所有者の希望する指定口座への振り込みにより還付されます。
基本的に中古車を新たに購入する人がリサイクル料金を支払った時点で還付されることになっています。
注意点として、廃車にある場合にはリサイクル料金は還付されません。
廃車対象になった車は解体業者により適切に処理されますが、その際にリサイクル料金が適用されることになります。
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