軽自動車の歴史

今や日本国民の生活になくてはならない程の存在にまでなった軽自動車。車体価格はさておき、維持費が普通車に比べて圧倒的に安い事が人気の理由と言えるでしょう。

また、近年の軽自動車にはパワー不足は全く感じませんし、車内のスペースも狭くなく、むしろ十分広いと感じられるほどです。

それもあってか、現在では国内の新車販売台数のおよそ4割を軽自動車が占めています。

ではその軽自動車は一体いつ頃誕生したのでしょうか。

ざーっと軽自動車の歴史を振り返りますと、その起源は1949年(昭和24年)にまでさかのぼります。

1949年7月に法律改正があり、それまでの「小型自動車」が「小型自動車」と「軽自動車」に分類されたのが始まりと言われています。

しかし当初の規定では4サイクル車150cc以下、2サイクル車100cc以下とされ、輪数の区別はなく、排気量と車体寸法が合致していればOKという感じでしたが、実際この規格で製造された四輪車は存在していません。

そして翌1950年7月に早速規格改定。

長さ・幅の寸法が少し大きくなり、排気量も4サイクル車300cc以下、2サイクル車200cc以下とされ、規格内に四輪、三輪、二輪の区分が加えられる事になります。

しかしながらこの規格でも、実際に製造された四輪車は存在しないといわれています。

そしてさらに翌年の1951年8月、またもや規格改定。

排気量が4サイクル360cc以下、2サイクル240cc以下に改定されます。

この規定でようやく、名古屋の中野自動車工業が日本初の軽四輪自動車として「オートサンダル」を試作開発するのです。

それから2年後の1953年、横浜の日本自動車工業がNJ号の製造を開始、翌1954年4月、東京・日比谷公園にて第1回全日本自動車ショウ(現在の東京モーターショー)が開催され、多くの零細メーカーから多数の軽自動車が出展される事になります。

ただ、この時代の需要の中心はまだオート三輪で、出展の多くは軽三輪自動車でした。

しかし翌1954年、さらに規格が改定され、4サイクル/2サイクル共に排気量360cc以下に統一、そして大手メーカーの参入により、ようやく軽自動車市場は賑わいを見せ始めます。

それから現在に至るまで、各メーカーが数々の名車を産み出していくのでした。

過去の名車

1955年頃から本格的に市場へと進出を始めた軽自動車。

それから現在に至るまで、数々の名車が産まれました。

そこで本項では後世まで語り継がれるであろう、軽自動車史に残る名車達を紹介していきます。

【1955年 スズキ/スズライト】
「軽といえばスズキ、スズキといえば軽」そんなイメージまで根付くほど、スズキは日本でも屈指の軽自動車メーカーです。そのスズキが初めて生産した軽自動車がこのスズライト。現在でも大人気のアルトの前身とも言われています。

【1957年 ダイハツ/ミゼット】
スズキと双璧を成す日本屈指の軽自動車メーカー、ダイハツ。もともとオート三輪のトップメーカーだったダイハツが軽三輪に着目、軽二輪並みの低価格を実現し、「街のヘリコプター」のキャッチフレーズで愛され、大ヒットしたのがこのミゼット。

【1958年 スバル/スバル360】
それまで商用の軽自動車が市場を賑わしていましたが、このスバル360の登場により、「軽乗用車」の存在が世間に浸透する事になります。大人4人がゆったり乗れる軽乗用車の誕生は当時の市場を大きく賑わせました。

【1960年 マツダ/R360クーペ】
30万円という破格の低価格で当時話題となったのがこのR360クーペ。2ドア4人乗りですが軽量化のため後部座席はとても狭く、実質2人乗りと言われています。また、軽自動車初のオートマ装備でも話題になりました。

【1967年 ホンダ/N360】
高性能・低価格を実現し大ヒット、当時スバル360が守り続けてきた軽自動車月間販売台数トップの座をわずか数ヶ月で奪ったのがこのN360。イギリスのミニの影響が強く出ていると言われています。

この後もマツダキャロルや三菱ミニカ、スバルレックス、軽自動車初のオフロード車でもあるスズキジムニー等、モデルチェンジを経て現在でも活躍している名車達が次々と誕生していきます。

そして1993年、スズキワゴンRが登場し、軽自動車の常識を覆すのでした。

近年の軽自動車

「軽自動車といえば初心者の練習用、もしくはセカンドカー、通勤の足代わり」

過去にそんなイメージが定着していたのはやはり小さなボディー、手頃な車体価格、そして安全性の低さを伺わせる貧弱なボディーが理由と言えるでしょう。

1993年、そんな「セカンドカー」のイメージを覆す軽自動車が誕生します。

それが前項の終わりにも触れた「スズキワゴンR」なのです。

窮屈だった軽自動車に高さを加え、車内の広さを十分に確保。

いわゆるミニバンスタイルのこの軽自動車はそれまでの軽自動車のイメージを覆し、そのルックスも相まって爆発的なセールスを記録します。

ワゴンRのヒット以降、ダイハツがムーヴ、ホンダがライフ、スバルがプレオを続々投入。

「軽ミニバン」のジャンルを確立し、あっという間に軽自動車市場の中心となります。

追い風が吹くように1998年には20年ぶりに規格変更、全長と全幅が拡大され、軽自動車はさらに居住性と快適性、そして安全性を手に入れます。

それから2003年、軽自動車とは思えない居住空間の広さを持つダイハツのタントが発売されて大ヒット。

こうなると、もはや「軽はセカンドカー」のイメージはなくなり、むしろファーストカーとして世間に広く浸透していきます。

そして現在では安全装備も普通車となんら変わりないレベルのものが用意され、「安全性の低さ」なんてイメージはどこへやら。

エアバッグにABS、ELR付3点式シートベルト、更には高級車の雰囲気すら漂わせる電動スライドドアまで装備され、軽自動車は
「一人で乗る車」「通勤の足」から「家族で乗る車」へと大きな成長を遂げ、現在の車市場の約4割を占めるほど世間で愛されるまでになったのです。

これから先、まだまだ軽自動車の完成度は高くなるでしょう。

一体どんな軽自動車が現れるのか、楽しみですね。

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